2015年11月14日土曜日

オリジナルTシャツプリントの種類。そのメリットとデメリット!!

皆さん、何かのタイミングで自分のオリジナルデザインのTシャツやパーカーなどを作りたくなる時ありませんか?
でもいざ業者にお願いしようとしてサイトを見てもプリント方法に色々種類があって、結局どれでやったらいいか分からなくて業者に投げっぱなしになったりしていませんか?
業者にお任せでもいいのですが、せっかくオリジナルの商品を作るわけですから、その作り方を知ってて損はないと思います!!そこで、今回は代表的なプリントの種類と特徴についてお話ししたいと思います。

株式会社JET CHOPさんより
まず一番有名で、一番昔からある手法"シルクスクリーン"について
シルクスクリーンとは版を作成し、その版を印刷物の上に置きインクをのせて手で刷る手法です。

メリット
・インクの耐久度が高く少々のことでは色落ちや剥がれがない。
・大量に作成する場合は印刷コストが安い。(大きさにもよりますが、当店では一色500円/枚程度。別途製版代が必要となります。)
・一枚一枚手で刷るので、一枚一枚インクの乗りが違い、味となる。
・色々なインクが使用可能。(金箔、銀箔、発泡インクなど)


デメリット
・製版が必要になりますので、少数(1〜10枚程度)ではコストがかかってしまいトータルのコストで高くなってしまう。
・メリットの反面となりますが、一枚一枚手で刷るのでインクの乗り方が微妙に違ったりする。
・ベタ塗りになりますので、グラデーションは基本印刷する事が出来ない。(特殊な手法でグラデーション風は可能です)


金額計算例
製版代(A4サイズ)3000円/型
プリント代 500円/枚
Tシャツ代 1200円/枚
とすると、、、、、、

1枚作成時 4700円
2枚作成時 6400円(3200円/枚)
3枚作成時 8100円(2700円/枚)



10枚作成時 20000円(2000円/枚)
こんな感じで大量に作成すればするほどお得になります。























SNS株式会社さんより
次に"転写プリント"です。
こちらのシートは電気屋さんなどでも販売されているので見た事ある方も多いのではないでしょうか?
専用のシートにフルカラープリントした物を熱プレス(アイロンなど)で直接貼り付ける手法です。

メリット
・製版が不要で、何色使っても同じ値段で作成できる。(少数の作成に向いている)
・グラデーションも可能。
・パソコンとプリンタとアイロンがあれば自宅でも作成できる。(但し市販の物は接着強度が弱く、剥がれる可能性が高い)

デメリット
・シートを貼り付ける為、ボディーと素材の違いが目立つ。
・デザインにもよるが、カットをしなければならない。

金額計算例
白地用プリント代(A4サイズ)1500円/枚
色付き用プリント代(A4サイズ)2500円/枚
Tシャツ代 1200円/枚


次は"インクジェット(ガーメント)プリント"です
こちらは画像の通りですが、専用のプリンターを使用して生地に直接プリントする方法です。

メリット
・こちらも製版代が必要ないので、少数の作成にも向いている。
・フルカラーに対応しているので、何色使用しても同じ金額で作成できる。
・生地に直接インクをプリントするので生地感を損なわない。(手触りも変わらない)

デメリット
・生地にインクを染み込ませるプリント方法なので、色落ちしやすい。
・色の再現性が難しい。(パソコンで見た色と異なる色になる場合がある。)

金額計算例
白地用プリント代(A4サイズ)2000円/枚
濃紺(濃い色)用プリント代(A4サイズ)2500円/枚
Tシャツ代 1200円/枚
※濃紺の生地に印刷する場合は一回白のインクをプリントして、その上にプリントをする為少しお値段が上がります。

大まかに分けるとこの3つになります。
後は昇華プリント(ポリエステルなどの化学繊維専用のプリント方法)やカッティングシートプリント(色のついたシートを専用の機械でカットし熱プレスで圧着する方法)などもあります。

個人的な意見ですが、少数で作成希望はインクジェットプリント。
3色以下で大量に作成しようと考えている方はシルクスクリーンをお勧め致します。
ショップなどで販売されている商品もほとんどこの二つが多いのではないかと思います。

以上が自分なりに書いたオリジナルTシャツへのプリント方法とそのメリットデメリットになります。
これからオリジナルTシャツを作ろうとしている方の参考になればと思います。

当店もオリジナルプリント承っておりますので、お問い合わせ下さい。
その他気になる事がございましたら気軽にコメント下さい。


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